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水本選手 感動をありがとう!

高校時代の水本選手
11月21日(水)観客数・約5万人の国立競技場で行われた北京オリンピック・アジア地区最終予選最終戦、サウジアラビア戦。この試合を0−0と引き分け、長く険しい苦難の道のりを乗り越え、U-22日本代表チームが4大会連続のオリンピック本大会出場を決めた。
タイムアップのホイッスルが鳴った瞬間、キャプテンマークを巻いた水本裕貴(みずもとひろき)選手が天に向かって祈る姿があった。
『情熱と誇り』。これがオリンピック代表監督、反町康治(そりまちやすはる)氏が掲げたテーマ。反町監督からアジア最終予選という大事な大会からキャプテンを任されたことを聞き、正直、荷が重く、普段のプレーが出来るのだろうかと心配した。しかし、最終予選6試合にフル出場した水本選手はディフェンスラインの柱となり、2失点に抑えこむ活躍でチームをまとめ上げ、北京への扉を自らの手でこじ開けた。予選突破において間違いなくMVP級の働きだった。
彼の高校時代に掲げたチームのテーマは『気迫と信頼』。予選突破した瞬間、感慨深いものがあった。
4年前の平成15年夏。当時のU-18代表監督で現在の日本代表コーチ・大熊清氏からの突然の電話だった。「水本君をU-18代表合宿に呼びたいんですが」。それから4年、ワールドユース世界大会を経験し、昨年の10月4日には同年代のどの選手よりも早く、フル代表戦出場デビュー。私の想像できる範囲の枠を超越する成長だった。
オリンピック最終戦のベトナム戦の前日にJEF千葉で彼をプロ選手としてたたき上げてくれた恩師、日本代表オシム監督が脳梗塞で緊急入院したことを聞き、誰よりも動揺したことだろう。平常の精神状態を保つのが極めて困難な状況の中、気迫のプレーを見せた。そして、サウジアラビア戦では鼻骨骨折をフェースガードでかばい、選手、スタッフ、全員のサインを入れたキャプテンマークを腕に巻き、『情熱と誇り』をプレーで見せてくれた。
おめでとう!
来年の8月、北京の地で躍動する彼の姿を今から心待ちにしている。
日本発→北京経由→世界行き。どこまでも成長する彼を皆さんも応援してください。
サッカー部監督 伊室 英輝
2007/12/09

