三重高等学校　甲子園のページ

　３月21日(水)、１回戦、主戦投手三浦くんは本調子ではなかったものの要所を締め、最後まで踏ん張りました。バットが空を切った瞬間、スタンドにはスクールカラーが波打ち、歓声が響き渡りました。まさに歓喜の渦でした。
　翌22日、選手たちは羽曳野市のグラウンドを借りて、軽めの調整をしました。選手たちは朝刊に目を通して昨日の勝利を実感したようでしたが、気を緩めずに昨日の試合の反省点を修正するかのように打撃練習に励みました。カキーンと高い金属音を響かせて、鋭い打球が何本も野手の間を抜けました。完投勝利を挙げた三浦投手も「緊張したせいか、筋肉痛です」と笑いながらも、フォームを確認するかのように丁寧にピッチングをしました。1回戦は厳しい試合だったせいか引き締まった雰囲気での練習でしたが、それでも時折笑顔が垣間見えて、いつものように声を掛け合い、明るい雰囲気の練習でした。
　23日は雨のため、奈良県にある大学の雨天練習場を借りて練習をしました。
　24日はチーム全体での練習を休んで、個々に調整をしました。選手たちは甲子園球場に行き試合を観戦しました。それぞれがグラウンドに立った時のことを思い出し、グラウンドに自分の姿を投影しながらの試合観戦でした。試合後、甲子園歴史館を訪問した選手たちは、三重高校が69年の第4１回選抜大会で優勝した時のユニフォームなどを目にして、中田部長を始めとする先輩達の偉業を改めて確認したようでした。
　25日、26日も近隣のグラウンドを借りて、２回戦を意識した練習をしました。鋭く振り抜く打撃を意識し、打ち込みに時間をかけました。実戦を意識した守備練習もしました。投手陣のピッチングも万全です。

　さぁ、明日はいよいよ２回戦、強豪浦和学院(埼玉)との試合を迎えます。三重高校の持ち味である走者の塁を進めるバッティングと大量失点をしないピッチングで、ベスト8に進みます。夢を掴むには、皆様の応援が必要です。皆様の応援は選手に届きます。熱い応援をお願いします。