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入場行進・開会式
早春の柔らかい陽光が期待や興奮で一杯の甲子園球場に降り注ぐ中、ファンファーレが高らかに鳴り響きました。入場行進が華やかに始まります。音楽隊・大会旗を先頭に北から順に入場です。三重高校は14番目の入場でした。選抜旗を持つ岡本君を先頭に選手全員が胸を張り、腕を振り、足を高く上げて、堂々と行進しました。
入場行進・開会式の進行では高校生の活躍が随所に見られました。入場行進と開会式のアナウンス、君が代独唱を全国から選ばれた高校生たちが受け持ち、伸びやかで爽やかな声を響かせました。
東北地方の高校が紹介され、行進する間、1塁側アルプス席を埋めた三重高校の大応援団は、それまでの青地に白く描かれた「心、一つ」の人文字を、白地に赤で「絆」に変え、人文字を作りました。復興への願いを選手たちと共有し、同時に全国に発信した人文字でした。
バックスクリーン前に整列した代表32校の選手たちは、春を思わせる暖かい風に背中を押されるように横1列で内野まで進み、開会式が始まりました。平野文部科学大臣を始めとする方々から挨拶を頂いたあと、石巻工業高校主将による選手宣誓がありました。今なお悲しみに暮れている方々に心を寄せ、苦しみを乗り越える決意と感謝を込めた選手宣誓はとても印象的でした。2分間にもおよぶ長い選手宣誓には復興を願う強い思いが感じられました。
開会式が1時間ほどで終わると、三重高校の選手がグラウンドにグローブやバットを持って姿を見せ、ノックが始まりました。その後の始球式ではキャッチャーの小林くんが平野文部科学大臣の球を受けました。いよいよ開幕試合です。
三重高等学校
2012/03/22
2012/03/22