スクールライフ

HOME > 新着情報

大規模地震を想定した全校一斉避難訓練を実施


「BLACKなまず」の警報音とともに、各自机の下に退避


高校長、全体講評

 2025年10月30日(木)、三重中学校・三重高等学校では、大規模地震の発生を想定した全校一斉の避難訓練を実施しました。
 本校には、中学生319名・高校生1535名、合わせて1854名が在籍しており、全校舎から一斉に避難を行う大規模な訓練となりました

 今回の訓練は、「BLACKなまず」(地震速報システム)の放送が突然鳴り響くところから始まりました。生徒たちには、実施するまで具体的な時刻を知らせず、実際の地震発生時に近い形で行いました。
 放送が流れると、各教室の生徒はすぐに机の下に身を隠し、安全を確保。その後、教員の指示に従って避難経路を通り、第1グラウンドへと移動しました。

 一部の階段や通路はあえて「通行不可」と設定され、非常時における臨機応変な判断と行動を確認する訓練ともなりました。


落ち着いて、退避


グランドに集合しました

◎避難の様子

 避難開始から点呼完了までの一連の流れは落ち着いており、生徒たちは「お・は・し・も」(おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない)の約束を守って行動しました。

 各号館出入口では教職員が安全確認や誘導を行い、グラウンドでは担任による点呼、学年主任・コース主任・教頭への報告を経て、全員の避難完了が確認されました。


校長講評

 全員の安全確認後、校長から講評が行われました。校長はこれまでの地震体験や、本校で大地震の被災者を受け入れた時の体験を交えながら、

「いつ起こるかわからない地震に備え、日ごろからの心構えと冷静な行動が何より大切です。」

 と語り、生徒・職員ともに真剣な表情で耳を傾けていました。



 今回の訓練を通して、生徒一人ひとりが防災意識を高めるとともに、教職員間の連携や避難経路の確認など、多くの学びを得ることができました。
 三重中学校・三重高等学校では、今後も、「自分と仲間の命を守るための防災教育」を継続していきます。

2025/10/30