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充実した活動の新入生宿泊研修2019/04/26

 今週、月曜日から木曜日にかけ、新入生宿泊研修を、コースごとに1泊2日の日程で、鈴鹿青少年センターで実施した。校長講話、校歌練習、集団行動、先輩との対話、班別行動等々、盛りだくさんの内容であったが、集合時間を厳守し、積極的に活動するなど、貴重な体験学習となった。
今朝、玄関前で登校指導しながら生徒と挨拶を交わし、休み時間には校内巡視していると、一年生の言動が宿泊研修前後で随分変わってきたなと実感した。一年生の体育の授業が公開で行われ見学したが、内容は「集団行動」であった。集合隊列の作り方、集合・整列、行進など、時にはグループ学習を取り入れながら、実にスムーズに授業が進行していた。何より、生徒が本時の授業の目標を理解したうえで、互いに声を掛け合いながら、積極的に活動していたのが強く印象に残った。
入学後3週間がたち、三重高校生としての自覚がしっかりと身についてきたなと、大変微笑ましい気持ちになった。

アスリートプログラム始動2019/04/26

 スポーツクラス・アスリートクラスの生徒を対象としたアスリートプログラムが始まった。160名ほどの生徒が放課後ベルホールに集まり、第1回アスリートプログラムの講義を受講した。特活部が中心となり、アスリートクラスの生徒の人間的成長と競技力向上に継続的に取り組もうと、本年度より始めたものである。今後、毎月1回のペースで、時宜に応じたテーマ設定を行い、学習、講義受講、振り返り、等生徒の意識改革につなげていきたいとのことである。
 生徒は全員、時折りメモを取りながら、真剣な表情で講義を聞いており、このプログラムを通して、それぞれの成長はもとより、学校全体の改革の主導的役割を担っていくとこを期待している。

登校時の挨拶運動2019/04/18

 朝のSHRは8時30分から始まりますが、生徒には5分前には登校するよう呼びかけています。サッカー部員が揃いの服装で、生徒昇降口前で登校してくる生徒たちに大きな声で挨拶を交わしています。部員に聞いたところ、毎週火曜・木曜日に交代で行っているとのことであり、こうした自主的な活動が学校全体を活気あふれるものとしています。
 私もほぼ毎日同じ場所で生徒たちを迎えていますが、元気な声で挨拶してくれるのはもちろんですが、立ち止まって礼をしながら挨拶をしてくれる生徒も増えています。朝の清々しい気持ちが一日を充実させる原動力ともなります。学校生活のいたるところで自主的な活動が展開されることを期待しています。

豪州からの短期留学生14名が来校2019/04/12

 オーストラリアのBrisbane Girls' Grammar School(BGGS)から14名の生徒が、本日より10日間、本校に短期留学されます。今朝、始業前、六年制の生徒全員が体育館に集まり、生徒会が中心となって歓迎セレモニーを行いました。
 中学校、高校の生徒会長がそれぞれ英語で歓迎のスピーチを行い、留学生代表の日本語での挨拶や学校紹介がありました。早速、1限目より、ホストファミリーの生徒と同じクラスに入り授業を受けています。授業や部活動をはじめお昼休みなど学校生活のいたるところで、生徒同士の交流が進められ、異文化理解が深まることを期待しています。

新年度のはじまり2019/04/08

 本日、始業式を行い新年度がスタートしました。6日には入学式があり、以下のような式辞を述べました。

「三重中学校から入学された皆さんは、六年間の中高一貫教育の後期三年間の始まりとなります。初心を忘れることなく気持ちを新たに、主体的にいろいろなことにチャレンジしてください。三年制に入学された皆さん、皆さん一人ひとりは、それぞれ夢や目標を抱いて本校に入学されたことと思います。その実現を目指し、たゆまぬ努力を続け充実した高校生活を送ってください。

 高校三年間は、将来の目標を明確に定め、その実現に向けしっかりとした基礎を築き更に大きく成長を遂げる時期です。そのスタートにあたり、とくに望むことを二つだけあげます。一つめです。何のために学ぶのか、目的意識を明確に持ち、学習活動や部活動、体育祭や学園祭等の学校行事に自主的かつ意欲的に取り組みベストを尽くしてください。
二つ目です。人はそれぞれ、いろいろな思いや考えを持っています。HR活動や部活動、体験学習を通して、自らの人格を高めるとともに、お互いを思いやる気持ちを持ちながら、仲間づくりをすすめ、好ましい人間関係を築いてください。

 今、全国的に大学入試の改革が進められようとしており、知識の量や暗記力だけでは対応が難しくなってきています。記述力や思考力、判断力がより重要となり、英語においては、読む力や書く力だけではなく話す力や聞く力も重視されています。日頃の学習活動のなかで、自主的に学び、多様なものの考え方や思考力を培い、体験活動を通して実践力を育成することが、今以上に問われて来ます。本校では、この春、国公立大学に百名ほどの生徒が合格するなど、進学実績は着実に上がってきており、目標とする大学・学部への進学を目指し、多くの生徒が授業はもちろんのこと、補習や課外にも意欲的に取り組んでいます。新入生の皆さんも、毎日の授業を大事にしながら、自ら学ぶ姿勢を持ち続け、目指す進路実現を果たしてください。

 部活動においては、硬式野球部やソフトテニス部など全国トップレベルで活躍するクラブが活発に活動しており、ソフトテニスや自転車競技では日本代表として活躍している選手もいます。昨年度の全国高校総体(インターハイ)では、学校対抗の部で3種目、個人の部で3種目に入賞を成し遂げるなど、本県高校スポーツ界を牽引しています。クラブ生が、互いの成果を励みとし、切磋琢磨しながら厳しい練習に取り組んでおり、多くの生徒が技術面のみならず精神面においてもたくましい成長を遂げています。また、ダンス部の活躍はテレビや雑誌等至る所で取り上げられており、今や全国の注目を集めています。

 建学の精神である「学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ」を具現化すべく学校全体が活気にあふれており、新入生の皆さんも、是非この三重高校という舞台で大きく羽ばたいてください。

 なお、保護者の皆様方にお願いしたいことがあります。高校時代は、社会性を身につけ自立に向かう大事な時期です。多感な、感受性豊かな子どもたちは、悩んだり苦しんだりすることもあろうかと思います。時にはじっと見守りながら、子どもたちの成長を長い目で見て、支えてやってください。私たちは、生徒の自立を促す視点に立って、学びを支援してまいりますので、ご協力をいただきますようお願いします。

 新入生のみなさん。本日から、三重高校生としての生活が始まります。自ら学び、考え、行動する姿勢を大事にし、いろいろなことにチャレンジしてください。みなさんの高校生活が、充実したものとなることを期待しています。」 
 新入生は、始業式、対面式の後、早速オリエンテーションを行っています。一日も早く高校生活に慣れ、充実した毎日を過ごすことを期待しています。

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