1月30日(木)、中1~3の生徒全員対象に人権講演会がありました。三重中学校では「差別解消に関する3法」に関するテーマを毎年1つ設定し、3年間で3つのテーマを学習します。今年は、外国人の人権問題から、在日朝鮮人を取り上げて学びました。
講演会の講師には、作家の姜信子さん、古説経・古浄瑠璃をされている渡部八太夫さんをお招きしました。
第1部では、姜さんに教員がインタビュー形式で、おじいさんやおばあさんから聞いた話や小学校や中学校で周りと違うことに少しずつ気付いてきた実体験を聴きました。
第2部は、渡部さんに三味線で壷井繫治さんの小説をもとにした「十五円五十銭」を語ってもらうなど、歌を通して学習しました。
第3部は、姜さんが交流のあるパレスチナ ガザ地区に住む少女の話をしていただきました。
100分を超える長丁場でしたが、生徒たちは真剣に話を聞き、歌では楽しく盛り上がりました。生徒の中には、講演終了後に質問に行く生徒もいました。また、生徒たちからのアンケートをもとに、三重中生の日常をうたった「三重中の歌」も披露して頂き、生徒たちに大変好評でした。自分たちの知らなかった社会の一面を学び、興味深く、充実した1日となりました。