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2年生で人権講演会がありました

2012-02-07

2月7日(水)、2年生で人権学習の一環として「『ハンセン病』から学ぶ人権回復の責任」をテーマに、国立駿河療養所自治会長、小鹿美佐雄さんをお招きして講演会が実施されました。

私たちは2学期から「ハンセン病」について調べ学習に取り組み、友達同士で知識を深め合ったり、意見を出し合ったりしてきました。そのような学習の積み重ねの上で今回の「講演会」を実施することになりました。 会場に入った生徒たちに「どのような気持ちですか?」と尋ねると、口をそろえて「緊張しています。」「貴重な体験ができるので期待しています。」「実際に経験をなさった方に直にお話が聞けるので嬉しいです。」という前向きな意見ばかりでした。

講演会では小鹿さんのお話を中心に先生方の意見や思いなども聞かせていただきました。自分たちが調べた知識だけでは補えない貴重な情報がたくさんありました。まだまだ自分たちの経験や知識が未熟であると実感しました。 講演中はみんな真剣にメモを取りながら聴いていました。その顔は三重中学生ではなく、一人の人間として事実をしっかりと受け止めなければいけないという顔でした。張り詰めた会場でしたが、時には小鹿さんの気さくなお言葉に笑いがおきるときもあり、とても有意義な講演会だったように思います。

素晴らしい講演会で、貴重なお話をいただいた今、「ハンセン病」問題を私たちが未来へとつなげていかないといけないと思います。「無かったこと」にするのではなく、「知らなかった」と通り過ぎるのでもなく、真摯に受け止め、同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりません。

私たち三重中学校2年生のためにお越しいただいた小鹿さん、準備にご協力くださった先生方、感謝の気持ちで一杯です。 そして、この講演会は全て生徒たちから募った実行委員会の手によって、準備運営されました。実行委員の皆さん、ご苦労様でした。 本当にありがとうございました。(A組 湯村はる美さんの文)

 


会場準備

受付

運営は実行委員の手で

講師の小鹿さんとパネラーの先生

小鹿さんは生い立ちから語っていただきました。

三重高校の岩脇先生にも加わっていただきました。

生徒の真剣な眼差し

終わりに生徒からの感謝の言葉と花束贈呈

終了後小鹿さんを囲んでクラス写真

終わってからも控室で生徒の質問に答えていただきました。
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