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『能楽囃子体験教室』がありました

2012-02-20

2月20日(月)、音楽科1年生の『雅楽体験教室』に続き2年生では恒例の『能楽囃子体験教室』が行われました。このプログラムは岡三加藤文化振興財団の助成で行われているもので、今年も京都から、大倉流小鼓の吉阪一郎先生、謡の大江信行先生、笛の佐鴻泰弘先生、大鼓の河村大先生、太鼓の前川光範先生にお越しいただきました。

 ほとんどの生徒が、初めて聴く鼓や笛、太鼓の研ぎ澄まされた音に圧倒された様子でした。体験では、楽器だけでなく「舞」の所作を教えていただいたり、謡曲「高砂」の一節を一緒に謡わせていただきました。「いつか本当の能舞台を見てみたい。」多くの生徒の感想でした。生徒の声をお聞きください。

「始めに、音を聴かせてもらったとき、みんなの空気が、というよりも全体の空気が変わったような気がします。鳥肌が立つような、不思議な、神秘的な音楽であったように、私の脳ではなく、体で感じました。音も、私たちが普段耳にしているようなものとはぜんぜん違って、だだ、純粋に驚きました。舞も、私は見たことがなかったので、とても不思議なものでした。これもまた、私たちが知っているダンスとはぜんぜん違っていて、とても堂々としている感じがしました。私は舞を教えていただきましたが、思ったようにはできませんでした。見ていると、そんなに難しそうではないのに、実際体験してみると、なかなかそうはできませんでした。皆さんが演奏されている姿は、とても凛としていて、綺麗でした。自分のしていることに誇りを持っていて、大切にされているのだと感じました。とても貴重な体験をさせていただきました。私は能楽をするわけではありませんが、立ち振る舞いや心の持ちようといった面でとてもいい体験になったと思います。」(2B 石橋裕美さん)

 

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